この記事でまとめていることは…
- 「とりあえず派遣」はどういう点でありなのか?
- どういうデメリットがあるのか?
「とりあえず派遣」でスタートして17年、筆者が現場で得た情報を元にまとめています。
筆者は結局ずっと派遣ですが、今思うととりあえず派遣の落とし穴を知らなかったからかも…と思います。
知っておいて損はない情報です!
こんな方におすすめ
- これから派遣をスタートする人
- まだ派遣年数の浅い人
ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
結論
1)「とりあえず派遣」はありかなしかで言うと「あり」
2)とりあえずの派遣はメリットが多いため、デメリットを軽視しがち!
3)利用する派遣会社は「とりあえず」ならぶっちゃけどこでも良いと思う。
4)とりあえず…の先はどうしたいか考えた方が良い。
筆者は未経験から「とりあえず派遣」で研究補助を始めて17年目です。
正社員型派遣の経験はありますが、一般企業の正社員になったことはありません。
それでも、派遣で案外うまくやれているので結果オーライってとこです。
さっそく1つずつ見ていきましょう♪
研究補助としていますが、実験補助も同じ意味として使われます。また、大学や研究所では技術補佐員やテクニシャンとも呼ばれます。
1)とりあえず派遣が「あり」の理由とは?
「とりあえず派遣」のメリット
- 実務経験を積める。
- 選択肢が広がる。
- 転職に失敗しても派遣が受け皿になる。
- 転職活動中も収入が途切れない。
- 職歴が継続される。
- 有給休暇も使える。
- 派遣会社の営業さんに転職の相談ができる。
- 最低3ヶ月でスパッと辞められる。
1_実務経験を積める
どんな経験を積めるかは、配属先次第です。
例えば…
- いろんな実験をするところ。
- 使う装置の種類が多いところ。
- 手分析が多いところ。
- 完全ルーチンワークのところ。
どこが良いかは人によります。それぞれに向き不向きがあります。
ただ、どんな現場にいっても得るものはあります。
2_選択肢が広がる。
言われた作業をしたり話を聞いたりしているうちに、自分の好みや得意なことに気づくこともあります。
人脈や視野の広がりから、今までノーマークだった分野に出会う可能性もあります。
3_転職に失敗しても派遣が受け皿になる。
派遣は仕事が見つかりやすいので、続けていくことは容易です。
メモ
研究補助を求めている現場は多いです。単純な作業でも人の手が必要なことが多いので、AIなどで自動化が進んだとしてもなくならない仕事だと感じています。
派遣を続けつつ、希望の働き方を模索するでも良いですし、
正社員型派遣を選ぶという道もあります。(後で書いています。)
4_転職活動中も収入が途切れない。
就活に全力を注ぐのも良いですが、仕事がなかなか決まらず収入もない状態は焦りにつながります。
安定した収入で心の安定を得るのも大事だと思います。
5_職歴が継続される。
履歴書に空白の期間があると、悪いイメージをされがちです。
派遣でも立派な職歴として空白を埋めることができます。
6_有給休暇も使える。
働き始めて6カ月経過すれば有給を使えるようになります。
転職活動が長期戦になった際のメリットと言えるでしょう。
7_派遣会社の営業さんに転職の相談ができる。
派遣会社でも派遣だけを取り扱っているわけではありません。
紹介予定派遣や正社員の案件も求人に含まれています。
雑談がてら業界情報を聞くこともできますし、自分の希望キャリアを伝えて一緒に探してもらうこともできます。
8_最低3ヶ月でスパッと辞められる。
更新の希望を聞かれたタイミングで「更新を希望しません」と伝えれば終わりにできます。
ただ、更新希望の確認は最初の1か月を経過したあたり(2カ月を残した時点)なので、計画的に!
2)「とりあえず派遣」のデメリットとは?
「とりあえず派遣」のデメリット
- 正社員になる機会を逃しやすい。
- 正社員に必要とされるスキルは身に付きにくい。
- 派遣からの正社員登用を期待してしまう。
- 気に入られすぎると辞める時に強い引き留めに合う。
1_正社員になる機会を逃しやすい。
派遣の契約期間である3カ月が邪魔をする場合があります。
なぜなら希望の会社で話が進んでいても、条件として即日入社を言われると契約期間によって対応できないからです。
また、「若さ」はそれだけで武器になります。
- 若いと覚えも早い。
- 体力もある。
- 雇う側も育てやすい。
自分の中にふんわりでも何かやりたい気持ちが芽生えたら、すぐに行動した方が良いです!
2_正社員に必要とされるスキルは身に付きにくい。
メリットに「実務経験を積める」と書きましたが、経験を積めるのは実験の手技がメインです。
正社員業務である実験計画や報告書の作成などその他についても担当しない部分を実務で身につけるのは難しいです。
ただ、配属先の指示を出す人との関係性次第では、自分のキャリア希望にあった仕事の振り方を考えてもらうことはできるかもしれません。
3_派遣からの正社員登用を期待してしまう。
実際にはあまりないので、期待しない方が良いです。
確かに例はありますが、本当に少ないです!
いつか声がかかると期待してダラダラ派遣を続けてしまいがちです。
正社員登用を期待し続けて、気づいたらまぁまぁ年齢いっちゃってる…
正社員へのお声もかからずずっと派遣、という人も結構います。
4_気に入られすぎると辞める時に強い引き留めに合う。
自分を認めてもらえているということで、良いことではあります!
しかし、ここは自分の意思を優先してはっきり断るのが大事です。
3)利用する派遣会社はどこが良いの?
とりあえず…ならぶっちゃけどこでも良いです。
長い付き合いになる場合、会社の方針などが合わないと辛いです。
しかし、とりあえず…なら短期間が予想されるので自分への影響といえば…
- 営業さんとの相性
- 配属先との相性
くらいです。
しかしこれは運です。
なので、給料がちゃんと払われない…などのレベルでない限りどこでも良いと思います。
ちなみに、筆者が初めて利用した派遣会社を調べたら…倒産していました。
ちなみに、筆者の経験から無難だと思う派遣会社はこちら。
- WDB:よくない噂も実際にありますが、求人数が多いのはやはり強み
- テンプスタッフ:ネットでも現場でも評判が良いので安心感があります。
4)「とりあえず派遣」の次はどうしたい?
「働いていればそのうち見つかるだろう」はデメリットに書いた落とし穴ルートに乗ってしまいます。
「とりあえず派遣」の次
- 正社員になりたいならすぐ行動。
- 紹介予定型派遣を使う。
- 派遣を続ける。
1_正社員になりたいならすぐ行動。
やり方としては
- ・利用中の派遣会社の営業に相談する。
- ・転職エージェントを利用する。
- ・コネなどを利用する。
こんなところかと思います。
正社員になりたいなら早いに越したことはありません。
やる気は生ものです!鮮度が良いうちにさっさと行動しましょう!
2_紹介予定型派遣を使う。
興味のある求人が見つかれば、最初から紹介予定派遣で進めても良いと思います。
一般派遣で働きつつ、自分の希望に合う求人が出たら乗り換えるでも良いと思います。
営業さんに希望の働き方を伝えて協力要請しておくと、話が進みやすいと思います。
ただし、契約社員止まりという話もあるのでどこまで期待できるのか…
3_派遣を続ける。
経験からの個人的な考えですが…
自分に合わないと感じたら配属先も派遣会社も変えていってOKだと思っています。
なぜなら、「自分のライフスタイルに合わせて働ける」というのが派遣のメリットだからです。
ちょっと無理しても頑張る姿勢は素晴らしいですが、自分も心地よく働ける現場で頑張る方がもっと実力を発揮できます☆
自分に合う現場は必ずあるので、無理している自分に気づいたら環境を変えることをおススメします。
また、派遣でも無期雇用派遣や正社員型派遣に乗り換えるという道もあります。
- 無期雇用派遣:3年同じ配属先で働くと派遣会社からお声がかかります。
- 正社員型派遣:中途採用や知り合いの紹介を利用すると入りやすい傾向にあります。
どちらも配属されていなくても給料が保証されるので、一般派遣よりは雇用が安定します。
5)まとめ:「とりあえず派遣」はあり!だけどデメリットは知っておこう。
1_とりあえず派遣が「あり」の理由はメリットが多いこと。
- 実務経験を積める。
- 選択肢が広がる。
- 転職に失敗しても派遣が受け皿になる。
- 転職活動中も収入が途切れない。
- 職歴が継続される。
- 有給休暇も使える。
- 派遣会社の営業さんに転職の相談ができる。
- 最低3ヶ月でスパッと辞められる。
2_とりあえず派遣のデメリットは頭に入れておく。
- 正社員になる機会を逃しやすい。
- 正社員に必要とされるスキルは身に付きにくい。
- 派遣からの正社員登用を期待してしまう。
- 気に入られすぎると辞める時に強い引き留めに合う。
3_「とりあえず」なら派遣会社はぶっちゃけどこでも良い。
通える地域に求人が多い派遣会社を選べばOK。
筆者の経験から思う無難なところは…
- WDB
- テンプスタッフ
4_「とりあえず派遣」の次のことを考える。
- 正社員になりたいならすぐ行動。
- 紹介予定型派遣を使う。
- 派遣を続ける。
自分に合う働き方は人それぞれです。
以上4点、ぜひ参考にしてみてください☆