派遣で実験補助歴17年目のみのみちです。
この記事では、登録型派遣と比較した正社員型派遣のデメリットを5つ紹介します。
「正社員型派遣」って検索すると、
やめたほうがいい
っていう推測表示が確実に出てきますよね…
本当にそうなのかな?
実際はどうなんだろう??
そんな疑問を解消するのが、こちらの記事です!
登録型と正社員型の両方を5年以上経験した筆者がリアルに体感したデメリットです。
経験者の話としても参考になるかと思いますので、ぜひ最後まで読んでみてください!
1:待遇は正社員風だけど、扱いは派遣。
筆者は正社員型派遣になれば「正社員だ!」と思って入社しました。
しかし実際入って思うことは、「正社員風だけど、派遣だな。」でした。
待遇は正社員寄りですが、一般企業の正社員とは違います。
社会的には「正社員経験あり」という枠には入らないと感じています。
同じ派遣先で何年続けたとしても「派遣さん」のまま、役職が上がることはありません。
たまに、正社員として引き抜かれる人もいますが、そのチャンスは本当に少ないので期待しない方が賢明です。
いろんな派遣先に行ってスキルを蓄積していても、新しい派遣先に行けば「新人」です。
立場を気にせず、ずっと実験をしていたい人には良いと思います。
しかし、
・知識や経験があり、自分で考えたい人
・上を目指したい人
こんな向上心あふれる人はモヤモヤすることが多いです。
2:昇給やボーナスアップの基準が明確でない
何をがんばったら評価されるのか明確でないので、モヤモヤします。
派遣先での評価が、ボーナスに直接反映するわけではないようです。
悪い評価は即座に反映しがちなので、要注意です!!
給料も年数ごとに上りはしますが、微々たるものです。
3:研修会や提出課題に時間をとられる
数カ月に1回、土日に研修会があります。(頻度は派遣会社によります。)
休んだ場合、代わりに課題の提出が必要だったり、派遣会社によっては有給が使われたりします。
プライベートで自分の時間をしっかり確保できる人なら、特に問題はありません。
しかし、子育て中などで自分の時間を確保しにくい人は苦痛に感じることが多いです。
なぜなら、土日は平日にできない用事をする必要がありますよね。
例えば、保育園の行事・習い事・病院・平日に放置していた家事など。
なので、たとえ数カ月に1回だとしても子育てなどで日々疲弊している身には結構な負担になります。
4:待機期間が辛い
派遣先に行っていない間は待機社員として、営業所に出社します。
出社してやることは、何かしらの勉強です。
例をあげるならば…
・資格取得にむけての勉強
・英語などの語学勉強
・論文を読む
営業所なので、営業の人や事務の人は忙しそうに仕事をしています。
居心地悪いです。
肩身も狭い…
特に何か手伝える感じでもない…
1日がとても長く感じます。
とりあえず給料が出るのは良いけれど、精神的に削られます… なかなか派遣先が決まらないとなおさら。
派遣会社によって、図書館へは行っても良いことになっていたりするので、辛いときは図書館に避難するのもアリです。
5:派遣先を選べない
正社員型派遣は基本的に派遣先を選べません。
しかし、ライフスタイルに合わせて勤務エリアは「全国型」「地域限定型」のような形で選べるようになっています。
選べますが、地域限定型にすると基本給などを低め設定にされる可能性があります。
派遣先が決まるまでの流れは
➀ 営業さんが、パズルのように手持ち案件にスキルが合う技術社員をはめていきます。
➁ 業務打ち合わせという名の面談 (2社同時に行ったり、1枠のところに2人で行ったりもします。)
➂ OKの返事が来たら、派遣先が決まります。
派遣先は自分で選んだとしても、合うか合わないかは入ってみないとわからないので、完全にデメリットとも言い難いですね。
一応、営業の人はそれぞれに合いそうな派遣先を選んで提案してくれます。一応…
しかし、悪い噂のある派遣先というのも存在していて、そこに決まってしまっても断れないのはデメリットですね。
さらに、派遣先が合わなくても「どうにか踏ん張ってください!」と言われがちなのもデメリットですね。
6:【まとめ】正社員型派遣のデメリット5つ
登録型派遣と比べて筆者が実感した正社員型派遣のデメリットは…
➀待遇は正社員風だけど、扱いは派遣。
②昇給やボーナスの基準が明確でない。
③研修会や提出課題に時間とられる
➃待機期間が辛い。
➄派遣先を選べない。
以上の5つでした。
➀は登録型と比較するなら、別にデメリットでもないですが、「正社員じゃないやん!」という個人的不満により入れました。
正社員目線で見ると、経験値やがんばりが反映されにくい。
派遣目線で見ると、自由度が減ってしまう。
という辺りがモヤモヤポイントですね。
この記事ではデメリットについてのみ書きましたが、もちろんメリットもあります。
メリットについては別の記事に書いていますので、良かったらそちらも参考にしてみてください。